SEOとは?
SEO(Search Engine Optimization)は、自然検索で上位に表示されるための施策です。
SEOはSearch Engine Optimizationの頭文字をとったもので、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。
自然検索で表示されるためには、検索エンジンのデータベースに登録され、有益なサイトと判断される必要があります。
SEOの3つの施策
①クローラーにサイトの情報を理解しやすいようにすることが重要です。具体的には、各ページに固有の正確なタイトルを付けたり、メタディスクリプションタグを使用したりします。
②コンテンツを最適化することです。これは、興味深く有益な情報を提供し、画像を最適化し、モバイルフレンドリーにすることが含まれます。
③サイトの評価を高めるために有益なページを増やし、流入数を増やし、被リンクを獲得することが必要です。
アルゴリズムの更新
自然検索の検索順位を決定するアルゴリズムは定期的に更新されます。
この更新はコアアップデートと呼ばれ、内容次第では今まで1位に表示されていたサイトが急に1ページ目にも載らなくなることがあります。
自然検索においてどのようなサイトが有益なのかについては、Googleが提供するスターターガイドにまとめられています。
リスティング広告とSEOの違い
リスティング広告とSEOでは、特性がそれぞれ異なります。
リスティング広告は検索結果の上部と下部に表示されるため、上位に表示できた場合の集客力は高いです。
一方、SEOはクリックには費用が発生しないため、上位に表示することができれば安定した集客が可能です。
しかし、SEOの場合、上位に表示させるまでに費用と時間がかかるため、一概にSEOの方が費用対効果に優れるとは言えません。
コントロール性
リスティング広告は出稿したいキーワードや掲載順位をコントロール可能です。
予算に比例して出稿量を増やせるため、目標が立てやすく、使い勝手が良いです。
一方、SEOに関しては、表示されるキーワードや掲載順位は検索エンジンの評価次第であり、直接コントロールすることはできません。
成果が出るまでには短くても半年から1年くらいの期間がかかるため、中長期的な目線が必要です。
リスティング広告とSEOの使い分け
リスティング広告から始めるメリットは即効性です。
成果次第ではありますが、配信を開始したその日から売上が見込めます。
SEOでは上位に掲載するまでにまとまったコストがかかりますが、リスティング広告ではクリックごとに費用はかかってしまうものの、少額からでも上位に掲載することができます。
狙ったキーワードですぐに広告を配信することができるため、SEOで狙うべきキーワードの事前調査としても使うことができます。
SEOから始めるメリット
上位に掲載することができれば、費用をかけずに集客できるのがSEOの最大のメリットです。
広告に依存せず、自然検索経由で集客できる状況を作りたい場合には、SEOがおすすめです。
また、顧客単価や粗利率が低い商品/サービスの場合、リスティング広告では費用対効果が合わない可能性があるため、広告費の捻出が難しそうな場合は、SEOのほうが有効です。
どちらも「今まさに商品やサービスを探しているモチベーションの高いユーザー」を集客できる効果的なWEBマーケティング施策です。
検索結果に表示されるという面は同じですが、それぞれ仕組みや特性が大きく異なるため、目的や状況に応じて使い分けていくのが良いでしょう。